web企業へ転職活動の到達点が「内定がもらえること」ではなかった話

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とあるWeb企業に無事内定をいただくことができました。

非常に嬉しいことなのですが、転職活動をきっかけに自分の将来像について考えさせられ
その将来像を目指すきっかけを自己分析により見つけることができました。

転職成功以上に自信の将来像を見つけられたことが転職活動での到達点でした。

自身の転職活動の進め方を踏まえて、再現性の高い将来像の見つけ方を話して行こうと思います。

自身のスペック

  • アラサーの男
  • IT技術大好き
  • 面接ニガテ
  • 現職では1年半SIerとして某会社の旗艦システムの開発を担当
  • 1年半のC#とAPS.netの経験あり
  • Web系の開発が好き
  • 個人ではReactやFlutterなどで手を動かしている
  • 小学生・中学生にてどっぷりオンラインゲームにハマる

私の就活の進め方

  1. 自己分析
  2. 他者レビュー
  3. 会社選び
  4. 面接対策

自己分析

私なりの自己分析が必要な理由は「自分を知ることが面接対策の1番の近道だと」
考えたからです。

それを思ったきっかけは仕事やプライベートにおける会話が広がると感じた経験からです。

自分の好きなこと・長く続けてきたことは多くの人がすらすらと話せると思います。

例えば私なら、

  • 小学生のころから好きなプロ野球の話
  • MMORPGやFPSなどのゲームの話

これらは深く知ってきたので、気の合う人とは長く話すことができますし、
緊張することってなかなかないと思います。

ですが、自分自身のことって意外と自分で深く見つめたことってないから面接の時に緊張して、
自分のことを話すことができないのではないかと考えました。

そこで自己分析を進めるために、以下の4つの質問に対して
「過去の経験」を踏まえて深堀を進めていきました。

  • 転職理由
  • 今後のキャリア
  • 長所・短所
  • 自己PR

転職理由

以下のようなフレームワークを意識して、転職理由を深堀していきました。

私自身の分析も例として載せておきます。

  • Step1
    転職しようと考えたきっかけ

    ベンダー製品のフレームワークを使うが故に、
    より優れた開発手法を取り入れることが難しい

  • Step2
    現職を決めた理由

    会社が保有する案件を通じて、
    自身の市場価値を高めることができると思ったから

  • Step3
    何が問題なのか

    今後の市場のニーズとはズレた言語、経験
    エンドユーザーが遠すぎて、やりがいを感じにくい

  • Step4
    そのためにとった行動

    Web系言語を自身で取得し、リリースしたアプリを部長に見せて
    なんとか他の案件に配属されようと試みるも、結果虚しく半年が過ぎる…

今後のキャリア

以下のようなフレームワークを意識して、今後のキャリアを深堀していきました。

  • Step1
    自身の将来像

    サービスを通して誰かの生活が少し便利・幸せになったと
    感じてもらえるような体験に携わる仕事をしたい

  • Step2
    それを思った過去の経験

    高校生の頃、内気だった性格が「パズル&ドラゴンズ」というアプリが
    登場したことで色んな人と話せるようになった

  • Step3
    将来像のために10年後どうなっているべきか

    自分のアイデアまでもをサービスとして成長させることの出来る人間

  • Step4
    将来像のために5年後どうなっているべきか

    エンジニア、デザイナー、マーケティングの知見を活用し
    サービスがより成長する提案ができる人間

  • Step5
    将来像のために3年後どうなっているべきか

    webエンジニアとして、ユーザ満足度が向上するような
    プロダクトの提案ができる人間

  • Step6
    将来像のために今からどうするべきか

    さまざまなバックグラウンドの方と交流し
    エンジニア以外の知見も取り入れていきたい

ここで大事なのは2つです。

将来像と過去の経験はぶっちゃけ2つを意識すればなんとかなる
  • 過去にて自分の人生の価値観が変わったことを他の人にも体験してほしいという将来像の設定
  • 過去の経験はデジタルが普及したことで自分がどう変化したかを意識すると答えが見えてくる

転職活動者の中には将来像として「社会をより良くしたい!」という気持ちはあるが
それが漠然としすぎて考えることが難しいと考える人もいると思います。

私もその1人でしたが、きっかけは意外と身近にあるものでした。

上記の2つを踏まえて、私なりの将来像と過去の経験の考えは以下のようになりました。

高校生の頃のパズドラがすっごく流行ったときの経験でした。

中学生まで内気な性格であり、そもそも話すネタがないので会話が続きませんでした。

ですが、ゲームの話なら無限にできたので、その界隈の人たちとはコミュニティができていました。

この頃はみんながみんなやっているわけではなかったです。

例えばマリオカートを例にすると、

  • そもそもNintendoDSを持っていないといけない
  • それに加えてカセットも持っている必要ある

敷居が高いんですよね…

そんなこんなで私が高校生の頃にパズドラがゲキ流行りしました。

みんな持っているスマホにアプリをダウンロードするだけでできますよね!!!!!
(無料でゲームできるって当時は革命的でしたね)

今まで話さないような人たちともアプリの攻略法のことなど話すようになりました。

それをきっかけにさまざまなバックグラウンドの人たちとのコミュニティができていき
私自身も外交的にもなったと感じました。

これらの経験から私の将来像が「サービスを通して誰かの生活が少し便利・幸せになったと
感じてもらえるような体験に携わる仕事をしたい」と思うようになったきっかけです。

最新技術の取得することは手段でしかないということ

将来像の設定でよくあるのが、最新技術を取得して強強エンジニアになりたい!という人。

例えばプログラミング言語の取得が人生の目標にすることは悪いことではないが、
それだけを取得しても社会に貢献することは難しいと思います。

プログラミング言語はサービスを生み出すための手段です。

となると、なぜ最新技術を取得し続けることが必要なのかという点に関して答えは一つです。

開発効率を上げて、より良いサービスをより早く、正確に生み出し続けるためだと考えています。

例えば、今のアプリをCobolで作るのとReactで作るのを考えてみると効率は明確だと思います。

最新技術を取得して何を実現させるか、
実現させたいと思った過去の経験を深堀することがすっごく大切だと思います。

スピード感を持ってサービスを社会に提供できる(CI,CDを使った開発工数の削減)

実現させたいと思った過去の経験(一例)

長所・短所

長所・短所とは仕事とプライベートのどちらでも持っている自身の性質のことです。

私がやった方法として下記のサイトから自分の志向に合いそうな長所を選んで、
それにまつわる仕事・プライベートの経験をまとめました。

以下のようなフレームワークを意識して、転職理由を深堀していきました。

長所と短所に関して私自身の分析も例として載せておきます。

長所
  • Step1
    自分の長所とは

    目標に対する行動力があるところ

  • Step2
    どういう状況だったのか

    学生時代にプログラミングに興味を持っていた頃
    実務経験をした方がより早く成長できるのでは無いかと考えた。

  • Step3
    長所を生かしてどう行動したか

    研究室の先輩や後輩など立場関係無く人に相談して
    web制作ができるアルバイトを紹介してもらい即応募した。
    そのバイト先では自ら社長の横の席で仕事して、全てを吸収する姿勢を見せた。

  • Step4
    その結果何を得られたか

    人生をかけてやりたい仕事を見つけることができたと自負している。

短所
  • Step1
    自分の短所とは

    ロジカルに話すこと

  • Step2
    短所だと感じたエピソード

    お客さんとの打ち合わせの中で質問をした際に「結局何が言いたかったの?」と問いただされてしまった経験

  • Step3
    その原因

    自分の思っていることをダラダラ話していた。
    相手の理解度を確認せず話していた。

  • Step4
    改善する行動

    関連する自己啓発本を読んで会話するときに2つのことを意識するように
    ①結論ファースト
    ②曖昧言葉を数値的に置き換える
    ③相槌を促して会話する

  • Step5
    その結果改善されたのか

    いつも以上に相手の会話を引き出して、効率の良い会話となっている
    (ここが曖昧語だが…笑)

自己PR

自己PRでは業務にて会社に貢献できそうなことを話すことを意識しました。

私なりの強みや弱みの見つけ方として以下のURLにある60個の自己PRから、
自分の志向に合いそうだなぁと思った強みを3つピックアップし、
それにまつわる仕事上での経験と成果をまとめました。

以下のようなフレームワークを意識して、自己の強みを深堀していきました。

私自身の分析も例として載せておきます。

  • Step1
    自分の強みとは

    発信力

  • Step2
    強み生かしたと感じたエピソード

    自身の運営する技術ブログや仕事上の共有のファイルに、
    個人開発や仕事において技術的な知見をまとめることを習慣としている。

  • Step3
    その結果、周囲にどんな影響を与えたか

    プロジェクトメンバーが私が経験した箇所で同じようにつまづいて
    調査する時間を回避し、作業効率が上がった。

他者レビュー

上記で行った自己分析を他の人にレビューしてもらうことがすっごく大切だと思います。

特に就活サイトのエージェントに添削してもらうことをお勧めします

なぜなら就活のプロだからです!!

お勧めの就活サービスは以下の通りです。

とりあえず登録してみることで、転職活動意欲も勝手に上がります笑

エージェントに添削を依頼したことで私は一つの指摘をいただきました。

あなたの将来像は最新技術を取得することだが、それはサービスを作る手段でしかないよ
最新技術を取得して何がしたいか?そのきっかけについてもう少し深掘りしてみよう

また、最新技術を取得したいというのは自己視点であって他者視点でないですね
会社としてはその人の人生の成長ではなく、会社の成長を望んでいます
その会社の成長に一役買える人材が求めている人材です

私はこのアドバイスをいただいたことで転職が成功したと言っても過言ではないと思っています。

の成長を望んでいます。

その会社の成長に一役買える人材が求めている人材です。

それを聞いて最新技術を取得したい意義を他者視点を重視して考えてみたら、
上述している自己分析結果に至りました。

自分の見えない視点からアドバイスしてくれるので、自己分析結果は必ずと言っていいほど
レビューしてもらうべきですね!!

会社選び

エージェントの方に自己分析の添削をしてもらったこともあり、
自分の志向性をもとに会社をピックアップしてもらった。

使用した転職サイトの感想を書いていく。

マイナビエージェント

メリット

  • さすがの大企業、求人の数は豊富。
  • 未経験、経験者などの実力を考慮した求人も紹介してくれる
  • マイナビが持っている求人ごとの選任のアドバイザーがいるから、
    面接前に会社のことをかなり知れる
  • 転職をするにあたって関わる人が多いため、
    さまざまな視点からの面接対策、自己分析のアドバイスをいただくことができる

よくなかった点

  • 担当者次第なとこもある
  • 一人当たりの担当者が多いせいか、レスポンスが1日を超えて返信されることも

マイナビ20th

メリット

  • 未経験でもチャレンジできるような会社を紹介してくれる
  • 1日に数回会社の紹介が来る
  • アドバイザーが転職者の指向にあった会社を紹介してくれることもある

デメリット

  • プライム案件、自社開発は少ないというか無いに近い。

Findy

メリット

  • アドバイザー手厚い
  • レスポンスが早い
  • 実際にここで求人が決まったわけでは無いが、添削まで親身に対応してくれた

デメリット

  • 企業を紹介はしてくれるが、マッチングの確率が低い
    (私だけかもしれないが「いいかも」を送って実際に会話できたのは1社/10社)

どんな面接対策をしたか

定番質問に対する回答を考えました。

チャレンジする会社の想定質問に対しての回答概要を自己分析から捻り出した感じです。

ただ、これは持論ですが、自己紹介だけは事前に何を言うかをしっかり準備しておくことを
お勧めします。

なぜならは面接が始まる前に気持ちを落ち着かせるためです。

面接が始まる前は誰でも緊張すると思います。

そこで、どの会社でも最初に聞かれるであろう自己紹介を自信持って言えることで
面接の中での一つの成功体験となり緊張が少し緩和されると考えます。

転職で学んだこと

Web業界に転職を成功するために心がけること

自者視点と他者視点のうち、他者視点の意識を持つことが大切だと考えます。

自者視点とは「自分の成長のみを考える人」のことです。

他者視点は「自分の成長だけでなく、人の幸せ、会社の成長も考える人」のことです。

正直言うと、自分の成長だけを望んでは会社が成長しないため、
会社側も採用しない可能性が高いと思います。

そのために面接の中で自身の将来像を会社のビジョンやミッションと一致させることが
Web業界への転職を成功させるのではないかと思います。

自者視点の人はどちらかと言えば実力主義であるSIerを目指していける可能性がありますね。

職務経歴書の大事さ

職務経歴書を1ヶ月に1回は振り返ってみることがほんっとうに大切だということを
考えさせられました。

転職を考える前は部長に「職務経歴書は都度アップデートしとけよ〜」とは言われていましたが、
これを書かないことへの危機感なんて全く持っていなかったですね。

今回転職活動する中で1年半やってきた仕事内容を振り返ってみると、
大枠では覚えているが、細部まで覚えていないなぁと感じました。

特に1個前のプロジェクトのことなんて正直忘れていましたね。笑

1年半のことでさえ、この状態なのにこれが3、4、5年後だったらと考えると
少し恐ろしい気持ちになりました。

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